弊社のレンズをお使いいただき誠に有難うございます。
最近、レンズとはなんだろう?という問い合わせが大変増えております。サングラスレンズですから、エンドユーザーに説明するのに、いいレンズを採用している事は有効なセールストークになります。
今回は、プラスチック製偏光レンズについてですが、3種類を比較用として用意させて頂きました。
以下はその結果です。
光学用プラスチックレンズ。
JIS T8147の光学的性能の項目を満たしたレンズ。
ガラスのモールドをベースに製作してあるので、平行度及び屈折力が安定しており度付レンズとしてもポピュラー。
レンズとしての硬さと厚みがあるため、フレームに入れたとき、プラスチックゆえにリムからの圧迫を受ける。
ゼロには出来ないが、基本性能が良い為目には優しい。
安価な偏光シート。
いわゆる板状の偏光シートに熱を掛けて、カーブを入れたレンズ。
製作工程より凸面は伸び、凹面は縮む。
よって、物にもよるが屈折力・平行度は、安定しない。
1mm以下の薄さなので、部分的な歪が、全体にたわむので歪んでいないように見える。
下敷きを手で曲げて見たイメージ。
応力をかければ、写真のように歪む。
表面が均一でない。
使い方次第だが、1シーズン程度の寿命しかない。
安価なPC偏光シート。
いわゆる板状のPC偏光シートに熱を掛けて、カーブを入れたレンズ。
製作工程より凸面は伸び、凹面は縮む。よって、物にもよるが屈折力・平行度は、安定しない。
1.5mm程度の薄さなので、部分的な歪が、全体にたわむので歪んでいないように見える。
もともと樹脂ならではの、成形歪(虹色の部分)も見られる。
表面が均一でない。